事件から2018年で50年目、犯人が手記を投稿!
2018年8月8日、3憶円事件の発生からあと数か月で50年が経とうとしていた時、
誰でも小説を投稿できるWebサイト「小説家になろう」で、「府中三億円事件を計画・実行したのは私です。」というタイトルで小説が投稿されました。
続いて「真相の告白」、「現在の私について」と次々にタイトル付けされた章が投稿されています。
この小説は全72部で構成されており、2018年8月8日に最初の投稿がされ2018年9月23日に完結しました。
小説の中では、主に以下の内容が書かれています。
・犯人の現在
・犯行の動機
・計画の立案過程
・犯人の心情とその背景
・事件の鍵となる3人の人物
・事件のその後
筆者はこの小説を全て読みましたが、内容は衝撃的でした。
犯人の当時の心理描写が事細かに描かれています。
手に汗握りながらこの小説を読み、読み終えた後には「終わってしまった」という虚無感に襲われました。
ネタバレを防ぐため、細かい内容については記載しません。
内容が気になる方は投稿の最後にURLを貼っていますので、そちらからお読みください。
本当に犯人なのか?
ここで気になるのは「果たして本当に犯人なのか?」ということです。
作中では事件の詳細が細かく書かれているものの、犯人しか知り得ない情報が書かれないまま進んでいきました。
ですが、最後の方に「公開されていない遺留品」としてあるモノを現場に落としたと書いています。
実際、公開されていないのでそれが本当か確認のしようがありません。
さらに、先程筆者が「手に汗握りながら読み、後には虚無感に襲われた」と記載しましたが、それだけ犯人を名乗る作者の書きっぷりが上手かったのです。
それが”ライティングの技術“なのか、”本人だからこそ書ける臨場感“なのかは分かりませんが・・・
さいごに
いかがでしたでしょうか?
これを読んでいる方に伝えたいのは、「とにかく読んでみてほしい」ということです。
先程記載した事件の鍵となる3人の人物をめぐる話に引き込まれるはず。こんな動機だったのか!と。
もし本が出版されれば、筆者は間違いなく買うことになるでしょう。
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